forest_logo

完全なリモート環境を構築⑩

 特集 「パソコンの遠隔リモートの構築」⑩ 
 ■BUFFALOのルータでPPTPサーバの設定
  WEBブラウザを起動してルータの設定画面を開きます。
  (アクセス方法はメーカーマニュアル参照の事)  
  Internet/LAN→PPTPサーバをクリックします。
  PPTPサーバの設定をします。LAN側IPアドレスとDHCPサーバー機能の有無、
  DHCPサーバー機能を使用するときに割当をするIPアドレスの設定を行います。
  PPTPサーバー機能を使用するに設定して、認証方式を選択します。
  認証方式はCHAP認証、PAP認証、MS-CHAP認証、MS-CHAPv2認証、MS-CHAPv2認証から
  選択します。
  PPTP接続ユーザーの編集→PPTP接続ユーザーの新規追加を行います。
  ”ユーザー名”にはPPTP接続用に使用する文字列を入力します。(任意)
  ”パスワード”にはPPTP接続用に使用する文字列を入力します。(任意)
  新規追加→編集を終了して前の画面へ戻る
  PPTP接続ユーザーの表示で設定をしたユーザー名が追加されています。
  以上でBUFFALOのルータでPPTPサーバの設定が完了です。
  次に、クライアントPCのVPN接続設定を行います。

 ■PPTPサーバを利用したVPN接続 (Windows7のPPTPサーバ設定方法)~着信設定
  ※リモートされるPCの設定
「ネットワーク共有センター」→「アダプターの設定の変更」
→「ファイル」→「新しい着信接続」をクリックします。
接続ユーザを追加します。
PPTP接続許可するユーザー名、パスワードを入力します。入力したらOKを押します。
インターネット経由にチェックを入れて次へ
インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IP)を選んでプロパティを開きます。
自信のプライベートネットワーク環境にある割り当て範囲のIPアドレスを指定します。
ブロードバンドルータのDHCP割り当て範囲とIPアドレスが競合しないように指定下さい。
アクセスを許可を選んでください。
プライベートネットワークへの接続が完了したら、
VPN接続するサーバ又はパソコンのパス名が表示されるので控えておいてください。
当社ではDHCP振り出しをしていますが、リモートされるPCはDHCP範囲外で固定IPを設定しています。
ルータ設定変更の静的NAT設定→エントリー追加→接続先選択→宛先アドレスの入力をします。
    (※NTTルータ)

 ■Windowsのリモートソフトを利用した遠隔操作(VPNを設定する方法/Windows7)
  ※リモートするPCの設定
接続オプション設定
接続先設定
PPTP・IPsec・ダイナミックDDNSで取得した情報を入力する。
VPN接続中(ユーザ検証画面)
VPN接続完了
VPN接続画面
「VPNの種類」を「自動」から「Point to Point トンネリング プロトコル(PPTP)」を選択して、
「データの暗号化」の部分で「暗号化は省略可能(暗号化なしでも接続します)」を選択します。
選択後に「OK」をクリックします。IPsecの場合はVPNの種類をIPsecを選択して、詳細設定から
事前共有キーを入力して設定します。
「ネットワークと共有センター」画面で「ネットワークに接続」をクリックします。
※または「コントロールパネル」から「ネットワークとインターネット」→
「ネットワークに接続」の順にクリックします。
作成したVPNサービスの接続をクリックし、表示される「接続」ボタンをクリックします。
 ■リモートされるPCへの疎通確認
  「プログラムとファイルの検索」で「cmd」と入力して実行します。「ping」と入力して、
  スペースを空けてリモートされるPCのIPアドレスを入力して、Enterキーを押します。
  応答が返ってきたら、リモートされるPCへのVPN接続はOKです。

 ■HP RGSによるリモート接続について
  上記までの設定で、擬似的に同じローカルエリア内にてネットワーク接続されていますので、
  HP RGSによるリモート操作が可能になります。
  ※RGSのホスト名設定でIPアドレスを入力する場合があります。

  HP RGSの実証検証を行ったところ、一点使いにくい箇所がありましたので解消方法を考えて見
  ました。
  【問題点】
  センダー側のWorkstationとレシーバー側のPCとのモニター出力環境が違う場合、レシーバーが
  リモートを抜けた後、画面の解像度やアイコン位置がずれてしまう現象が発生しました.。
  特にマルチモニターの数や解像度が極端に違う場合は顕著でした。
  【解消方法】
  解消方法として、センダー側を一々修正するのは大変なので、一発で以前保存した画面を戻す 
  ソフトをインストールして常駐することで、簡単に修正できるようになります。
  (スタートアップへ登録)
(画面の乱れ)
KH Desk Keeper  http://www.khsoft.gr.jp/
(配置の復元)
  試して見て下さい。
以上は、ダイナミックDDNS、PPTP、IPsecVPNを設定したあとの、仮想VPN設定と補足の説明です。

<< 前のページに戻る    次のページに進む ▶▶