完全なリモート環境を構築①
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■特集 「パソコンの遠隔リモートの構築」① | |||
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●完全なリモート環境を構築するには、いくつかの条件を満たしていなければなりません。 | |||
①リモート操作するPCは、電源が入っていないとリモート操作できません。 遠隔で電源をオンできる機能がPCに備わっているか確認しましょう。 「Wake On LAN」機能・・・LANからの信号を検出して電源をオンする機能。最近のパソコンは 標準で搭載しているものが多い。 | |||
②ルータを使用していて、リモートアクセスに対応した機種を使用している場合。 ADSLモデムなどルータ機能を有しないものは、リモートアクセスできません。 ルータの機能の中で、「静的NAT設定」や「WAN→LAN中継機能」を設定できるもの、又は 「ダイナミックDDNSサービス」を利用できる機種が必要となります。 | |||
③グローバルIPアドレスが変動するとダイレクトアクセスができなくなるので、IP固定サービスや 動的IP接続のサービス等に加入する事が必要となります。 (無料サービス又は有料サービスがあります。) | |||
④リモートアクセスするPCは、必ず有線LAN接続されていなければなりません。(WiFi不可) ※Wake On LAN 使用のため | |||
⑤IP固定サービスを利用する場合は、NTTのフレッツ回線が必要です。 (その他ISPは動的IPサービスのみが多い。) | |||
●Wake On LANの設定とネットワークボードの設定 | |||
BIOSを起動します。 (各メーカによってBIOSの起動方法が違いますので、各メーカーマニュアルを参照して下さい。) | |||
※メーカー製であれば「F2」や「F10」「F12」、 | |||
組立てPCであれば「DEL」キーを押しながら電源ONするとBIOSが立ち上がるケースが多いです。 | |||
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「S5ウェイク オンLAN」や「Wake On LAN」を「有効」又は「Enable」に切り替えて、保存して 終了します。 | |||
次にWindowsを起動します。「ネットワークと共有センター」を開きます。「ローカルエリア接続」 のプロパティを開きます。 | |||
「構成」をクリックします。タブで「電源の管理」を開き、下記の図のように全部チェックが入って いるか確認設定します。 | |||
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次にタブの「詳細設定」を開き、「Wake On Magic Packet」を「オン」又は「Enable」にします。 | |||
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以上で「Wake On LANの設定とネットワークボードの設定」は完了です。次にグローバルIPアドレスについての説明です。 |